知床最終日はひょんな事から知り合った地元T氏と一緒にT氏お勧めの斜里岳に行くことになった
天気は曇りと雪。お日様は望めなかったが軽い雪が昨晩からシンシンと降り積もり
沢筋の滑りは最高のコンディションでした!
斜里岳は夏山としては有名だが山岳スキーには不向きだと思っていたが斜面やルートを選べば良いところがいっぱいある
羅臼岳ほどではないが平坦なアプローチが長いのだが、自然の森は歩いていても清々しく、
帰りもスキーが滑ってラクチンに車まで戻れました。

しかし此処も上部は冬山登山の世界でピッケルアイゼンを使いながらの登山になりました。
スキー滑降開始地点に板を置いて羅臼で頂上を踏めなかったツヴェート氏は
「見えなくても登る!」と有無を言わせぬ雰囲気(笑)。
今日は飛行機で帰るので時間は気になるけど、
風もあまり無いし天候も悪化する気配はないので「牛に引かれて・・・」の気分で山頂を詣でました。

ガスでしたが雪庇はあまり形成されて無く、細いながらも奇麗な尾根が長く頂上まで続いていて、
去年行ったスイス・メンヒの尾根を歩いているような気分です(あそこまで長くないが・・・)
天気が良ければ本当に素敵な所だろうなぁ・・・と想像できました。
案内してくれた地元T氏も「天気が良いときは尾根から真っ正面に斜里岳頂上が見えて格好いい」と絶賛

山頂まで行ってスキーをデポしたところまで戻り滑降開始
雪は安定していたが、所々にアイスバーンが隠れている。
視界も悪いので心配しながら滑り出したら、沢筋はとってもパウダー!
この時期にこの雪とはとってもラッキーでした
美味しそうな沢筋は一杯あったけど飛行機に乗り遅れたら大変なのでぐっと堪えて森へ戻り下山

3泊4日の知床。滞在中はほぼお日様を見ませんでしたが、
短い滞在期間中に羅臼も斜里も滑れて充実した4日間でした
羅臼は頂上を踏みたいし斜里岳の尾根は天気の日に登ってみたいし、
登るつもりだった海別岳には行かなかったし、中標津空港から見た武佐山も登りたいし・・・・
行きたいところに行ってカウントダウンされるつもりが、行ったところでまた新たな課題を見つけるので
行きたいところはさらにドンドン増えていく今日この頃です

最後に急につき合ってくれたTさんへ感謝です。また一緒に滑りましょう!
沖縄でもそうでしたが、自由旅行の旅はこういう出合もあるから楽しいですよね~