【八ヶ岳・赤岳登山】 報告バンチィ
 ●8日 天気予報通り、曇りのち雪。今日の予定は、赤岳鉱泉までのアプローチと 鉱泉周辺での雪崩捜索訓練です。天気悪くてもいいやと思っていたけど、 4月だというのに吹雪です。
でも、そこはツヴェートさんだし、小屋で一休みしてから、予定通り、2時過ぎから5時過ぎまで
みっちり外で雪崩捜索訓練。日が長くなりました。   
2つのビーコンを埋めて探索したり、チーム(ツヴェートリーダ)を作って実際のシチュエーションでの探索など。ゾンデで探すのって難しいです。結局、ゾンデで見つけるより、手当たりしだい掘り返したほうが早いみたいです。その後、埋没体験。絶対に、雪崩に遭いたくないと思いました。
教訓!ビーコンを動かすときはゆっくりと。ゾンデをさす間隔は小さく。 

●9日 晴れ 鉱泉-赤岳登頂
昨夜の雪は20cmくらい積もったところもありました。 今日は、地蔵尾根から赤岳登頂。暑いくらいの中、登り始め。アンザイレンで登っていきます。稜線が近づくと、風が強くなってくる。そして、稜線に出ると… ヒマラヤに行く訓練にでも来たのか?? というような強風(気温は高いけど)。
 
展望荘の横で休憩の後、山頂を目指していると、徐々に風も弱くなる。あのままの風だと山頂まで行けなかったかも。そして、文三郎尾根を使っておりました。行者小屋で、スクール生達とはお別れ。今日、赤岳を登っていたのは、3グループ10人強くらいだったか。 【八ヶ岳・赤岳主稜】 
取り付きに付くころには雪が降り始めました。出だしの1ピッチ目でいきなり洗礼を浴びました。
久々のミックス、しかも練習なしで来たので、足が動きまくる。こんなに動かしたら、足が滑るかも。でも、少しずつコツをつかんできて、上部核心もビビリながらも無事に越えて、ついに山頂へ。今回は、上部核心ピッチでロープを派手に絡ませてしまいました。ツヴェートさんは、ちょうど核心にいたところだったそうです。そろそろやばそうだなって思っていた所だったので、やっぱりいったん直してもらわなかったのが悔やまれます。
そして、昨日と同じ道で行者小屋まで行って、そのまま美濃戸口まで下りました。