●5月3日 快晴 国見岳方面
この日はスキー山行の注意点の講習などを受けながら、のんびりと国見方面から天狗平まで滑降
帰りは「雪の大谷」が観られるバスにのり観光気分!
アルペンルートのハイライトなのに、スキー目的の私達には縁遠い「雪の大谷」結構面白かったです。山荘に戻り、まだ日もあるのでワインを貰って外のベンチで、 のんびり雪見酒。至福の一時でした

●5月4日 快晴 内蔵助カール
「今日はBIG DAYだよ」というツヴェートの言葉通り、とても素晴らしい一日になりました
ツヴェートは3日、ダムから黒部川が埋まっているのをみて、もしかしたら行けるかも・・と思っていたそうですが・・
元々予定には「内蔵助カール」はありませんでした。
でも“とりあえず内蔵助カールの上部を滑って登り返し”という考えで、真砂沢乗り越えまで向かいました。この日は気温があまり上がらなく、西斜面はアイゼンが必要でした
東面の雪は柔らかくカールは雄大で吸い込まれる様、誰も滑ってませんし・・・

その先の北面をツヴェートは偵察に行ってくれて、OKマーク「柔らかいし、今日は雪崩の心配も少ない、下部は去年より埋まっているからたぶんOK」との事。
見れば“よだれモノ”の大斜面!「途中で停まっちゃダメ!」というツヴェートの叱咤に押されて、
みんな一気に標高差500mを頑張って滑り降りました (3回くらい停まりましたが・・・)

核心は支流の川。所々に穴があいて口を出している滝や デブリの上の移動など、ガイドがとても気を削る所です。「早く動く」「指示に従う・指示を待つ」「転ばない」「スキーの滑りよりコントロールに集中する」「指示されたところでは怖がらないで一気に」など、シーズン中の簡単なツアーや講習会を通して、ツヴェートが参加者に何時も課してきた事が試される本番でした
 
ダムからも見える大斜面をみて、帰り際にもニンマリのみんなでした!
「明日は気温が上がるから・・もう危なくて行けないね」だって
行こうと思ってもなかなか行けるルートでは無いと思います。天気・気温・積雪量・メンバー、という条件が揃って、優秀かつサービス精神旺盛なツヴェートさん!私達凄くラッキーだったんですよ~
 
●5月5日 快晴 竜王の肩・鬼岳・タンボ平
「今日は最終日だし、荷物もあるからのんびりと・・」と言っていたわりには、竜王の肩の急斜面を滑ったり、登り返して鬼岳の急斜面も滑りました。みんなタフだな~と、荷物は一番少ないのに、一人でばてている中嶋はみなさんの体力に閉口です(苦笑)