《内容》 人工登攀とレスキュー(引き上げシステム)
《日時》 2004.10.30-31
《天気》 10月30日 雨  10月31日 AM 曇り時々晴れ  PM 曇り時々雨

《レポート(感想)》
【人口登攀】
 フリーで使うヌンチャク以外に,あぶみとフィフィーという新しい二つの道具が加わって、まずどの道具をプロテクションにか
 けるのか,頭が絡まって,道具も絡まって,いろいろ戸惑った。
 慣れれてしまえば何も絡まることもなくて,あぶみとフィフィーで常に休める体勢を作れるので次に何を出すか,
 何をホールドにするかいかに楽に登るかを考える余裕ができて,パズルを解くような楽しさがあった。
 ただ,リードで,ハング(ルーフ?)に打ってある怪しげなボルトにぶら下がるのは、なんだかハラハラして気分が悪かった。

【レスキュー(引き上げ)】
 レスキュー(墜落者の引き上げ)のシステムとして、1/2,1/3,1/5,1/7システムの一通り実践した。実践してみて,
 ①山に最低限持って行く道具が理解できた。
 ②レスキュー(引き上げ)の困難さがわかった。

 ①について
 スクール以外に個人的に山に入るときも ロープ等の「万が一」用道具は持っていくようにしていたが
 ただ漠然と,こんなんが必要かな?と選んでた。今回の講習で最低限の道具というのが明確になった。

 ②について
 今回の講習は,墜落者は真似するといっても健康体で,場所は広いテラス,システムを作って引き上げるのは講習者3人。
 そういう恵まれた状況でも,1/5か1/7システムで引き上げるのが精一杯な状況だった。
 
 これが本番のときは、限られた道具,限られたスペース,限られた力で、限られた時間内に助けなければならない。
 と思うと、かなり難しいことだと思う。たとえば自分独りで,垂直の壁を全く身動きできない人を引き上げるのは,
 「難しい」ではなく「無理」に近いと思った

 しかし,独力で引き上げるのは無理でも落ちないように固定することは比較的容易だから固定しておいて助けを呼びに行っ
 て,人がいれば大人数で1/3システムぐらいで引き上げることはできるかもしれない。

そういうようなことで,今の自分にはどこまでのできるのかがわかった気がする。
レポート:小川