2008.04.12(土) 
栂池、定刻集合。快晴
ゴンドラ、ロープウェイを乗り継いで、高原駅へ。ここで入山心得を聞いて、シール着装後、天狗原へ出立。
3月22日に同じコースを登った時より、暑い、大変に暑い。眼に汗が浸み込んでヒリヒリする(後で指摘されたことだけど、日焼け止めを瞼にも塗っていて、これが災いしたようです。)シャツ一枚で登る。雪は氷菓子の様。

天狗原から白馬乗鞍の斜面には、3/22の雪崩の後がくっきりと残っているし、
デブリも遠目に見える。その後、積雪はなかったのか。
ここから、蓮華に降ると思っていたら、ツベートさんの白乗に登るとのお達しにしばし、唖然。白馬乗鞍の稜線の雪はクラスト。
ここより乗鞍沢へ下降、いきなり40°位はありそうな斜面。“こわいよぅー”って、女子の叫び声。
僕もなかなか最初の一歩が出なくって、“おぉ怖”って感じで、そろそろと滑り出す。
雪はシャーベット状でスピードコントロールが難しい。膝が痛くなるし、皆さんについて行くのがやっとの状態。

乗鞍沢より左へトラバースして広い斜面を滑走するも、デブリの後はコントロールが難しい。
あちこちで硫黄の匂いがして、温泉への期待を湧かせる。最後のトラバースに掛かると、見えた!露天が2か所。もう、旅の疲れも吹っ飛んでしまいました。

2008.04.13(日) 晴。08:00出発。
駐車場まではつぼ足で歩き、乗鞍沢へ。夏の駐車場の記憶から、2~3メートルの積雪かな。
雪倉、朝日岳が僕たちを見送ってくれる。昨日よりは雪が軽いけど、行き成り垂直に見える様な、
斜面を降る。昨晩は缶ビール2本だけに控えたお陰で快調。ヤッホー平より乗鞍沢を離れてシール登高。最後の急なシール登高登高を終えて、林道沿いの沢を木地屋へ滑走。もう、快感だけが五体を支配している。木地屋ではウッディハートの大西さん達が迎えてくれる。大西さんの車で栂池へ向かう頃には雨が落ち始める。

講習生:新さんレポート