嘗てモンブランやデンドジョンから見たときとても雄々しく見え気になってた山
グランパラディーソに登ってきました
調べればイタリア一国だと最高峰らしいし♪

スロベニアからは結構遠く7時間くらいのドライブ・・
往路日中の運転だったのでかなり疲れましたが交代で何とか
(ヨーロッパの夏はクーラー利かないほど陽射しが厳しい、日陰は寒いんですけどね)
チェルビニアの街も見たかったので此処で一泊し翌日グランパラディーソの登山口へ

深い谷を車で上がり行き止まりのポント(1960m)から登山開始
この登山道はハイカーのためにかロバのためにか解らないが
とても整備されていて快適、春花も真っ盛りで楽しい道です

人気のエマニエルⅡ世小屋(2732m)に迄はコースタイムで2時間10分
小屋からはCiarforonや La Tresentaの姿が美しく見えるが
グランパラディーソ自体は見えない・・
でもこの小屋が一番ダイレクトコースらしく
平日にもかかわらず大勢の人がいます
さすがグルメの国イタリアなので
食事は第一の皿(チョイス)と第二の皿+デザート(チョイス)
ワインもしっかり飲んで満喫

小屋にはアジア系が私意外にも珍しく二人
声をかけたら女性は日本人でした!
モンブランを登りに来たけどコンディションが悪いので現地ガイドがグラパラだけにしたとか・・
え?確かにGouter小屋までは問題だけど
(これもまだ今なら凍ってるから安定してる)
みんな登ってるし天気も良いのにって思いましたけど・・

さて、いよいよ翌日は4時に食事で5時位にスタート
大体5時間くらいで頂上へ標高差1329m・・
足が重い・・(コースタイムだと4時間~5時間らしい)
しかし現地ヨーロッパガイドってのは歩くのが速いなぁ・・
私達が知ってる限り4パーティくらいはガイド登山だったけど
休まずにドンドン登ってく・・
とっ~ても私にはついて行けないと思いました、
ツヴェートで良かった(笑)

頂上付近までは氷河歩きだけど頂上直下は岩稜、
此処までは体力で登ってきた人達が右往左往していて時間が掛かってる
結局頂上には最後の登頂となりましたが
モンブランなのど4千メートル級の山だけがハッキリ見える中
グランパラディーソの周りはポッカリと穴があいたような青空
風も無く最高の登頂日和になりました
(私のウン十数回目の誕生日だし)

下山は元の道を忠実にもどって・・という他の人達を尻目に
ツヴェートさんが別のルートに行きたがり
氷河を渡り北のChabod小屋を目指すことに
大きなセラックの眺めや振り返るとグランパラディーソが見えて良かったけど
クレバスがあちらこちらに見えていてちょっと怖い・・
時間が遅かったり積雪の後はお勧めのルートでは無いですね
途中によった小屋からはグランパラディーソが見えるし
プライベートの可愛い小屋です

此処からの登山道も快適だったハズなのですが
車を置いていた場所近くに戻りたいため
地図にある「点々ルート」を辿ろうと思ったら
コレが廃道なのか何なのか・・分岐が見つからず尾根を適当に降りて
やぶこぎをして下山
何故か100匹近い多くの蠅にこの廃道下山中私は群がられ
(蜂オジサンならぬ蠅オバサン状態)
ず~っと不機嫌な下山とあいなりました
1日に1300m登り2169mも降りたしねぇ・・クタクタですぅ
あー体力無いなぁ・・

グランパラディーソはアプローチが簡単なためかモンブランに登る人の
高度順応登山として利用されている感が強いのですが
この山自体を目的としても素晴らしい山です
かく言う私も今年はマッターホルンに(出来ればイタリア側から)登りたいので
高いところに慣れる意味と偵察を兼ねてのイタリア旅行でした